Scene27

 ちょっと駆け足気味にCDL最終回、と行きたかったんですが、文字数が多いわぼけといわれたのですげー中途半端ですが区切ります。
 次が最終回です、多分。



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 エレメス=ガイルは静かに床を踏みしめた。
 長々とした螺旋階段を降り下り、暗闇に包まれたロビーの中、迷うことなくその歩みを進める。その相貌は何処か物憂げで。エレメスは一呼吸の音すら漏らさず、パネルを操作して扉を開いた。

 三階部と二階部を繋ぐ、扉が開く。
 あの夏の日から、二ヶ月。そして、そこから大きく世界は反転し、更に、二ヶ月。夏だった季節は、もう冬へと変わってしまった。
 世界は、反転した。別の様相を見せ始めてしまった。
 自分を取り囲むこの壁はなんら変わることはない。赤褐色のレンガに変わるわけでもなく、白亜の嘘みたいに秀麗で虚像みたいに現実感のないままだ。事象的に世界は変わらず、構造的に世界は変わった。

 そのことにエレメスが気づいたのは、カヴァクから転送されていたプログラムを自室で何度かトレースしていたときだった。 解凍したプログラムをロードさせ、自分で独自に復元したテストコードを投下していると、途中から値を受け付けなくなったのだ。中途半端な資料しかカヴァクに与えられなかったのだから、それが生じて発生したエラーだと、最初は思った。何度か操作画面を呼び出しなおしてパラメーターを叩き込んでみるも、処理が正常に流れるパターンと、途中でハングしてしまうパターンが存在した。単純なバグなら自分で解決しようと思ってソースコードを見てみるも、特にこれといって自分が気になることはなかった。
 ならば、これは何なのか。わからないまま、数日が過ぎた。
 そして、規則性を見つけた。

 天蓋が閉ざされたこの工場に昼も夜もないのだが、皆が行動している時間――ありていに言えば、日中の間、プログラムにパラメーターを流し込んだ場合、処理は正常稼動する。しかし、夜になると、途端に正常稼動するパターンと強制終了させられるパターンとに別れるのだ。一時期は昼夜問わず実行に成功していた時期があり、確定的ではなかったのだが、プログラム本体ではなくサーバーへとアクセスした結果に、全てのからくりが解明した。

 異常があったのはプログラムではなく。
 ただ何の異常もなく全ては起動していた。
 何の異常もなく、全ての値は、エレメス以外の手によってサーバーへと送られていたのだ。

 その事実を知ったとき、全身の毛穴が開いたかのようにぞっとした。
 システムは今、スタンピート以外のデータは受け付けていない。全ての基礎データは取り終えたがゆえに、スタンピートの実験が始まり、このシステムは稼動し始めたのだ。必要のないデータを収集し、それを選定するなんて無駄なことは行わないだろう。
 日常の自分たちのデータは、本来ならばサーバーへは送信されない。
 しかし、現実に、データは送信されている。三階部全員、笑いあい、助け合い、ただ普通の命のように生きているこの瞬間に。

 それがどれほど異質で異常なことか。エレメスは必死に否定する論拠を探そうとしたが、全ては無駄に終わった。
 このシステムに、自分以外に干渉している何かがいる。研究に携わるものは、全てこの手で虐殺した。

 しかし、もしかすると。その殺戮から逃れ、生き延びた者がいたとしたら。その誰かが、遠隔操作でこのサーバーへアクセスしているとしたら。

 藁にも縋るような論拠も何もないその可能性に思考がたどり着いたとき、エレメスは、自分が余程追い詰められていることに気づいた。
 前提を整理しなおす。
 このシステム、この研究は、本来なら門外不出もいいところだ。外の世界の人間の寿命は、せいぜい長くて百年。それは変わらない。ずっと、変わっていない。このシステムの中で行われていた寿命操作などという、ある種副産物ともいえる成果は、外の世界に一欠けらも漏洩していない。世の中に広く蔓延っているのなら、わざわざこんな薄らぐらい研究所に忍び込む輩もいなくなっているだろう。
 完全に情報をシャットダウン出来ているのは、ひとえに、この研究所が外部との接触を完全に遮断していたからだ。ここに入ってきた研究者は、その一生をここで過ごすことになった。途中で一日たりとも外に出れることはなく、白亜の壁に囲まれた研究所の中で日がな一日、被検体の体にメスを入れてその人生を過ごす。
 その人生に対して、憐憫の情を抱いたことはない。けれど、結局、自分たちの世界も彼らの世界も、同じようにこの壁の中に閉ざされた世界しか存在しないのだろうということだけは、理解が出来た。
 何もかもが閉じ込められるほど、情報の流出を徹底されていたのだ。
 閉鎖された世界からは、情報が漏れることがなく。閉鎖された世界には、遠隔操作などという手段でアクセスすることなど適わない。

 外部ネットワークとは遮断され、外から繋がるデータ回路に至っては未だ鉄壁。そうするならば、内部から、何者かが、あるいは、また別のシステムが、この世界に対して介入を行っているとしか、考えられなかった。

 思考が脳の中で連鎖する。
 最初に提示された二ヶ月。
 漂白しきれていない記憶。
 闇夜に隠れた義妹の双眸。

 全てが、崩壊を始めている。

 開いた扉から、一歩を踏み出す。
 しんと静まった空気は、否応がなく冷たい空気をかもし出す。口元をスカーフで覆い、エレメスは闇に隠れるように通路の隅へと寄ろうとして。

 長い間眠っていた廊下の電灯が、一斉にその命を吹き返した。

「……」
「あれ、驚かないんですね。目を見開くとか、そういうリアクション、ほしかったんですけど」

 慣れない眩さに瞳を細める。
 聞きなれた声が耳朶を打ち、エレメスは朧に映るそのシルエットを静かに見据えた。

「約束守ってもらえないのは残念ですね。二ヶ月まで、後まだ三日、ありますよ?」

 何の感情の色も乗せないままだった声が、空しく廊下に木霊した。

「でも、まぁ」
 
 逆光によって見えなかった、相手の顔がようやく見えてくる。
 少し笑んだように細められた赤茶の瞳。鴉の羽のように明るさの欠片もない漆黒の髪。囀る声は羊飼いのように、嘘も本当もなく曖昧で。

「そろそろ来るころだって思ってた。そうでしょう――――エレメスさん?」
「カヴァク殿……お主に、話がある」

 十二時の鐘が鳴る。
 二ヶ月というタイムリミットを二日早めて、今、この二階部の廊下で、二人の姿が交差する。
 現在を基軸にシステムを解明しようとする観測者と、未来を基軸にシステムを破壊しようとする生存者。

「部屋で、紅茶でも飲みながら話をしますか? いい茶葉が入ったんですよ。きっと、あなたも気に入ると思いますよ」

 エレメスの射抜くような視線を軽く受け流して、カヴァクはその場で背を向けた。いつもの弓手の軽装ではなく、何故か白を貴重とした動きづらそうな服を身につけて。
 カツン。カヴァクのブーツが、床を一度叩く。その後ろに、エレメスの足音は続かない。
 カツン。カヴァクがもう一度、歩を進めた。微かな布ずれの音がして、エレメスの両手が動き、

「攻撃目標――――エレメス=ガイル。スタート」

 カヴァクは、背中を向けたまま、おどけた様にその言葉を呟いた。声は囀りと変わらず、エレメスにはその全貌は届かない。
 彼我の間にあった距離は瞬時に消し去れるほどではなかったが、エレメスは既に、自らの間合いまで大きく踏み込んでいた。聞こえてきた言葉を問いただすこともせず、ヴァリアスジュルを身に着けた両手を振り上げる。
 初手から命を奪う行動はするつもりはなかった。
 この不可解な状況を解明せねばならなかったし、二階部で生じているスタンピートについて聞かなければいけないことは山ほどあった。ここまで全てを計算して動いている少年に対し、一切のためらいも見せる余裕などないことも、悟っていた。

 そして、おそらく、この歪に捻じれた世界の中央に立つ、この少年を。
 おそらく、自分は殺さなければいけないのだろうという、諦観もあった。


 ガキンッ


「っ、セ、セニア殿!?」
「……」

 振り上げた刃は、しかし少年の両腕を切断することは適わず。大きなシールドで両の刃を止められて、エレメスは驚愕の声を漏らしながら背後へと距離をとった。まるでタイミングを計っていたかのように横合いから割り込んできた少女は、ヴァリアスジュルを受け止めた格好のまま、その場を動かない。長い青髪に隠された前髪が、剣圧で大きく開かれる。
 目に入った少女の双眸に、エレメスは声が詰まった。事ここに至り、疑念は確信へと変わる。

「カヴァク殿――――これは、一体、どういうことだ……!」
「いいんですか、足を止めて。ぼくは、攻撃目標を、エレメス=ガイルだと、告げたんですよ?」

 こちらへと振り返っていたカヴァクは、一言一言を区切るように続けた。
 その真意を探ろうと、セニアから視線を逸らし、カヴァクの方を見やる。その刹那に、粟立つようにして感じた。

 首筋への、明確な、殺意。

 刃の向きなど気にする暇もなく、刃の腹を咄嗟に首の右方向へ掲げた。金属をこすり付けるような鈍い音が狭い廊下に木霊する。括り付けられている四枚の刃のうち、二枚がその衝撃で砕け、エレメスはしびれる右手をかばいながら左手を閃かせて迎撃を行う。
 しかし、暗殺が失敗したと見るや否や、既に襲撃者は大きく後へ退いていた。そしてまた、電灯の光によってできた影の中へと姿を隠す。エレメスは歯噛みしながら、眼前から迫ってきたセニアのブロードソードの一撃をヴァリアスジュルで受け流した。
 そのまま、数号打ち合う。

 何が一切のためらいも見せる余裕などない、だ。
 状況は、自分が想定していたよりも大きく悪化していたことに、エレメスは気づく。

 襲撃を行う日付をずらしたが、既にカヴァクはここで待ち構えていた。
 今まで使用すらしていなかった電灯の電源を確保し、意識をそちらへ向ける。
 その間に、全てのメンバーの配置を終わらせ。
 自分は、こちらの意識を逸らすための的となり。

 無駄な所作など一つもなくて、エレメスは奥歯をかみ締めて踏み込んだ。ぐん、と、その矮躯が沈み、目の前のセニアの横からすべり出る。先程首を狙ってきた襲撃者――――考えたくはない、姿を捉えたくもないが、おそらく、自分の義妹であるトリスだろう――――は、まだ背後にいる。自分の眼前に潜む暗殺者など、ありえるはずもない。
 故に、眼前のガードを突破すれば、後は一気にカヴァクへと肉薄するだけ。他のメンバーが配置されていないが、あのトリスの一撃を回避したときに畳み掛けなかったところを見ると、ここには配置されていないのだろう。あそこで畳み掛けられても回避できる自信はあったが、少なくとも、体勢はこれ以上にないほど崩れていたのだから。

 刃が欠けたヴァリアスジュルを構えて、エレメスは低い体勢のままカヴァクへと迫る。カヴァクはこの状況下においても笑みを隠さない。ただ静かに、自らを殺さんと襲ってくるアサシンクロスを、見据えている。弓すら持たず、矢すら番わず。

「駒は、全て使い切ったときこそ、負けなんですよ」

 少年は、ただそれだけを告げて、一歩後へと下がる。走りこんできていたエレメスとカヴァクの間に、僅かに少し、隙間ができる。そのスペースは、エレメスにとって見れば回避にすらならず、腕を振るえば十分にカヴァクの首を刈れる位置だ。カヴァクは続けて、もう一歩、下がる。エレメスは、流石に次はもう一度足をつけ、

「――――硬爬山」
「グ、ガッ」

 空いたスペースに滑り込んできた紫の雷光に、後方へと弾き飛ばされた。何が起きたのか、理解さえできない。
 今、自分とカヴァクの間に、何もいなかった。確かに人が一人分入りこめるスペースは、あった。しかし、カヴァクのその奥の廊下にも、誰も、姿もなかった。
 それなのに、懐に突き入れられた一撃で、自分は大きく後方へと吹き飛ばされている。内臓がやられたのか、吐き出したくもないのに喉奥から血がこぼれる。倒れそうになったところでヴァリアスジュルを床に突き刺し、慣性を無理やり殺した。タイルを砕く音を響かせながら、ヴァリアスジュルが無理な力量によって三枚目の刃がへし折れる。

「イレンド、殿……そうか、お主も」

 栗色の髪の少年は、いつも浮かべていた穏やかな微笑を消した無表情で構えを取っていた。いつもの礼拝服ではなく、荒々しい胴着のようなものを着込んだその姿に、エレメスは違和感よりもまず、純粋に似合っているなという、この場における感想としてはとても似つかわしくないことを思った。
 腰を落として重心を固め、右腕を引き、左腕を少しだけ前に出した異質な構え。朝の修練の時間に、武器を使わずに無手での格闘技の修練をしているところを何度か伺ったことがあったが、その錬度と比べれば何という完成度の高さか。痣、ところではすまないだろう自らの腹部を手の甲でさする。残影と呼ばれる独特の足法で相手の懐に踏み込んでの、透徹系の一撃。タイミングといい、技の入りといい、見事というしかなかった。
 口元の血を拭い、背後からのトリスの一撃をやり過ごす。鈍い短剣の柄が目に入り、同時に、トリスの姿もようやく視界に入れることが出来た。ヴァリアスジュルの欠けた部分にトリスの刃を巻き込ませ、そのまま力任せに捻じれこませる。大きく体ごと巻き込んだそのカウンターは、しかし、あっさりと武器を手放して空中で体制を整えられたトリスによって不発に終わってしまった。

 無手のまま、トリスは廊下に降り立って素早くカヴァクの元まで引いた。
 浅葱色の外套を羽織、シーフよりも更に軽装なその姿。カヴァク、イレンド共々、わかりやすすぎるほどの服装の変化に、そして、自分の手を痺れさせるほどの膂力、自分に認知させないレベルの、移動速度。全てが全て、姿形だけトリスたちに似せているようにしか感じられない。

 むしろ、そう、思いたかった。
 セニアの薄紫の瞳の色も、イレンドの醒めるような瞳の青も、トリスの黒曜石のようなその瞳も、全てが全て、赤一色に塗りたくられ。パラディン、チャンピオン、チェイサー。それぞれが、異なる職の衣装を身にまとい、その技を使い。

 自分は、何と戦っているのだ。
 何と、戦わされているのだ。

「――――っ、す、ふぅ」

 落ち着け。脳内にあふれ出るアドレナリンを無理やり押さえ込む。アサシンクロスたる自分が、戦闘中において我を忘れては、いけない。
 血を吐き捨てて、大きく深呼吸を取る。イレンドが纏う紫電が、バチィッと音を鳴らして爆ぜた。
 眼前には、カヴァクを護るかのように構えるイレンドと、次の短剣を取り出しながら半身を引くトリス。そして後方には、おそらくこちらの出方をみているのだろう、盾を掲げたまま動かないセニアの姿がある。長方形の廊下で、綺麗に挟まれてしまった。横には調度品などは置かれているものの、基本的に壁しかないので逃げ場などない。そう、本来なら、死角などないのだ。

 それでも、この光源のせいで、どうしてもあちらこちらに影ができる。その影さえあれば、チェイサーなら何処からでも隙をつける。死角にもぐりこむことが出来る。紅茶の誘いなどしながら、実のところ、初めから相手も殺す気満々だったということだろう。

 自分はまだ、不意打ち以外の攻撃は受けていない。
 むしろ、カヴァクのほうは、不意打ち以外を行っていない。

 それはまだ、正面から渡り合えば自分たちが不利だと言うことを認めているということであり、この地の利を手放した時点で、エレメスに勝機があるということにも繋がる。
 正面切っての戦いなど、本来なら苦手な部類に入るエレメスだが、その土俵でしか攻勢に移れないとなると話は別だ。
 戦術を好んでいる余裕など、もう自分には残されていない。

「カヴァク殿、スタンピートという単語、知っているでござるな?」
「知りませんね。そんな言葉。モジュール315なら知っていますけど」

 まだ出てきていないラウレルとアルマイアも、おそらく不意打ちの機会を探っているのだろう。前例を示して考えるならば、それぞれプロフェッサーにクリエイター。一撃の火力で言えば、この二階部の最上級の二人だ。切り札として温存されいていると考えて、間違いではないはずだ。
 猪突猛進を繰り返せば、トリスとイレンドを引き剥がしてカヴァクの元へとたどり着ける自信はある。しかしそうなると、その後に出てくるだろうその二名への対処がどうしても間に合わない。遠距離攻撃を得意とする両職に対し、決定的な隙を見せるわけには行かなかった。
 攻勢に出るのは、全員をこの電灯の下に引きずり出してからだ。そう決定付けて、エレメスは廊下の向こうにいるカヴァクへと言葉を続ける。

「何処で、そのことを?」
「自分でやらせておいて、そんなことを訊きますか?」
「――――この世界を、知ったのでござるな?」
「だとしたら、どうしますか。シリアルナンバーゼロツー、モジュール名称、処刑者」

 平常を保つ。
 まさに道化師の姿を象った衣装を身に着ける少年の言葉に、踊らされてはいけない。思考は冷静に、心は冷徹に。
 相手が自ら道化師の仮面を被るというのなら、自分は、その仮面をはがして舞台へと立つ。

「ならば、何故。何故、そのモジュールを起動した」
「ならば、何故。何故、あなたはモジュールを止める」

 搾り出した声に被さる、おどけたような声音。
 エレメスの金褐色の双眸が、二人の少年少女に護られるカヴァクの赤茶けた双眸を睨みつける。

「何故、何故だと? 決まっているだろう、止めなければ、この世界は――――」
「そう。止め続けるから、あなたは、そのモジュールの通り、止め続けるから」

 カヴァクは、ようやく視線を合わせた。
 憎悪に塗れた、鈍い輝きを持つ瞳を。

「システムは完成し、世界は、崩壊するんだ」
「――――」

 問い返す声も、口に出来なかった。昏い闇に翳っているカヴァクの瞳に、声に、知れず、気圧されてしまった。
 その中で、カヴァクの言葉の意味に、心が躓く。

 システムは完成する?
 既に、完成しているではないか。完成しているからこそ、こうやって、自分は、何万、何千と、ループを――――。

「やはり、あなたは何も知らない。一番知らなければいけない立場にいたあなたは、幾度も知る機会を得ながら、ただシステムのままに動いた」
「何の、ことだ。お前は、一体、何を知っている!」

 脳裏にたくさんの顔がよぎる。
 泣いて消えていった者。笑って消えていった者。悲しんで、倒錯して、微笑んで、慰めて、今まで繰り返し繰り返し消えていった過去がエレメスの脳裏に反芻される。
 自らの過去と命と記憶を、全て自分に託して死んだ者。自らの未来と夢と希望を、全て自分に預けて消えた者。

 それら全てを背負って歩み続けてきたエレメスは、今。

「あなたが生きている限り、あなたが結んだ約束は、叶えられない」

 その全てを、否定された。
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by akira_ikuya | 2011-01-29 15:29 | 二次創作


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